SIGNATE、経済産業省が衛星データプラットフォームの利用促進の一環として開催する第一回衛星データ分析コンテスト「Tellus Satellite Challenge」に運営として協力さくらインターネットと協力し、衛星データの利活用事例創出と優秀なデータ分析人材の発掘に貢献

AI開発・データサイエンティスト人材採用・育成サービスを提供する株式会社SIGNATE(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齊藤 秀)は、インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕)が受託した経済産業省の「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」(以下、「本事業」)の一環として2018年10月9日より開催する第一回衛星データ分析コンテスト「Tellus Satellite Challenge」に運営として協力します。

Tellus Satellite Challengeは、本事業でさくらインターネットが構築する衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の利活用促進のため、衛星データの利活用事例の可視化、優秀な分析人材の発掘、衛星データの種類の周知・啓蒙などを目的としています。本事業において、オンラインコンテストは、今後複数回の実施を予定しています。

このたびの第1回目のテーマは「SARデータを用いた土砂崩れ検出」です。

自然災害のリスクが高まる昨今、災害時の土砂崩れの迅速的な把握が人命救助の観点などから極めて重要であり、衛星からのモニタリングが緊急時の対応で実施されています。衛星画像データから土砂崩れの領域を判定することは、専門家の高度なスキルにより行われますが、専門家をもってしてもその判定は容易ではないのが現状です。そこで本コンテストでは、衛星画像データから土砂崩れ領域をより高い精度で自動検出するアルゴリズムの開発を目指します。なお、Tellus Satellite Challengeは全てオンライン上で実施します。

使用するデータは、2016年の熊本地震前後における陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)搭載のPALSAR-2による観測データ(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構より提供)です。PALSAR-2は、電波を地表面に照射し、地表面から反射される電波を受信することで情報を得る、合成開口レーダー(SAR)と呼ばれるセンサーです。SARは昼夜や天候問わず観測できるのが特長です。Tellus Satellite Challengeでは、このPALSAR-2データを100mグリッドで分割したパッチ画像に、土砂崩れ領域が含まれるか否かを自動判定するアルゴリズムの開発を行います。なお、参考資料としてアメリカの光学衛星Landsat-8のデータも提供します。

第1回目となる今回は、Tellus Open&Free Platformが提供する、2016年の熊本地震前後における陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)搭載PALSAR-2による観測データを用い、その衛星画像から土砂崩れ領域を高い精度で検出するアルゴリズムの開発を目指し、優れた予測精度・モデリングアイデアを備えたアルゴリズム開発者を表彰します。

■第一回衛星データ分析コンテストの開催概要

(1)名称
  Tellus Satellite Challenge

(2)テーマ
  SARデータを用いた土砂崩れ検出

(3)課題
  熊本地域のPALSAR-2データを100メートルグリッドで分割したパッチ画像に土砂崩れ領域が含まれるか否かを判定する。

(4)利用データ

衛星データの種類 PALSAR-2 Landsat-8
サイズ 40px × 40pxの
グレースケールパッチ画像
4px × 4pxの
カラーパッチ画像
解像度 2.5 m 30 m
画像データ数 381,491枚 247,971枚

(5)募集対象
  個人・企業・団体を問いません

(6)応募方法
  下記のURLよりコンテスト実施ページをご確認の上、ご参加ください。
  https://signate.jp/competitions/110

(7)参加費
  無料

(8)実施期間
  開催期間:2018年10月9日(火)~2018年12月7日(金)
  審査結果発表予定日:2018年12月中旬頃イベントにて発表予定

(9)懸賞
  1位:賞金100万円
  2位:賞金60万円
  3位:賞金40万円

(10)評価
  精度(精度評価は、評価関数「IOU」を使用します)
  ※評価方法詳細:https://signate.jp/competitions/110#evaluation

(11)受賞者の表彰
  2018年12月中(予定)

(12)コンテスト実施ページ
  本コンテストの詳細、参加申込は以下SIGNATEのウェブサイトをご覧ください。
  なお、参加申込にはSIGNATEの会員登録が必要です。
  https://signate.jp/competitions/110
  
■第一回衛星データ分析コンテストの実施団体
主催:経済産業省
協賛:さくらインターネット(株)
協力:(国研)宇宙航空研究開発機構
運営:(株)SIGNATE

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SIGNATEとは

SIGNATEは、社会と企業のDX推進を支援し、日本の成長に貢献することを目指すベンチャー企業です。
日本最大のデータ人材コミュニティ「SIGNATE」では、AI開発コンペティションやDXプロジェクトサポートで個人が才能を発揮できる機会を提供するほか、DX推進のための人材育成クラウドサービス『SIGNATE Cloud』では、社員をDX人材にするための教育を提供しています。

社 名
株式会社SIGNATE(SIGNATE Inc.)
本 社
〒105-0001 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー16F
資本金
1億円
(2024年1月1日時点)
代表者
代表取締役社長CEO 齊藤秀