AI開発・運用、AI人材の育成・採用支援サービスを提供する株式会社SIGNATE(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齊藤 秀、以下、SIGNATE社)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発に係る人材育成のための課題調査」(以下、本調査)の実施事業者として採択されたことをお知らせいたします。
■本調査の概要
本調査は、目まぐるしいスピードで技術革新が起き、世界中で新しいアイデアが次々と生まれているAI等のコンピューティング技術分野において、人材育成に向けた実態の把握を目的としています。この度の採択により、SIGNATE社は、日本国内にとどまらず世界の技術者、研究者、学生等が参加し、課題に挑戦する「AIエッジコンテスト」の開催・運営を通して、新しいアイデアの創出や人材の発掘・育成、調査等を実施いたします。
・実施期間:2021年8月〜2023年3月(※企画・準備期間を含む)
・調査詳細
・「AIエッジコンテスト」特設サイト
■本調査を目的に開催する「AIエッジコンテスト」について
本コンテストは、SIGNATE社が運営するデータサイエンスプラットフォーム「SIGNATE」にて、革新的なAIエッジコンピューティングの実現に向けた新しいアイデアの創出や人材の発掘・育成を目的に開催いたします。2021〜22年度にかけては、2018年度から20年度にかけて4回に渡り実施した「自動車走行画像からの物体検出・物体追跡アルゴリズムの開発とハードウェアへの実装」をテーマに設けたコンテストをさらに発展させ、「RISC-V(※)を搭載するハードウェアへのAIアルゴリズム実装」をテーマに、計2回の開催を予定しています。
SIGNATE社は、2018年度の第1回から4回に渡って開催してきた「AIエッジコンテスト」の運営経験を踏まえ、国内最大級の会員基盤(約55,000名)を有する「SIGNATE」のアセットを活かしながら、コンテストの開催・運営や、コンテスト向けデータの取得及びデータセットの構築、コンテスト開催を通して蓄積した情報の分析・調査を行い、技術アイデアの創出や人材の発掘・育成、課題抽出等の調査に取り組んでまいります。
※RISC-V(リスク-ファイブ):RISC-V Internationalが無償で提供するコンピュータの命令セットアーキテクチャ(ISA:Instruction Set Architecture)のこと。
■SIGNATEとは
SIGNATEは、2021年10月時点で約55,000人のAI/データ分析人材が登録する国内最大のデータサイエンスプラットフォームです。登録ユーザの73%が社会人、27%が学生で、高度な知識やスキルを有した方々のコミュニティとなっています。
主な機能は、実社会のデータ分析課題に挑戦できる『SIGNATE Competition』、AI/データ分析のe-learningサービス『SIGNATE Quest』、キャリアアップ転職サービス『SIGNATE Delta』、AI/データ分析を学ぶ意欲ある学生向けのスキルアップ&就活サービス『SIGNATE Campus』の4つです。それぞれの登録ユーザに合った形で、企業や行政機関とのマッチングを通した「成長」と「活躍」の機会を提供しています。