開発から育成まで企業のDXをトータルにサポートする株式会社SIGNATE(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齊藤 秀、読み方:シグネイト、以下 SIGNATE)は、データサイエンスプラットフォーム「SIGNATE」にて、防衛装備庁主催「第3回 空戦AIチャレンジ~シミュレータを使った空戦AIに挑戦しよう!~」を、本年12月1日(金)より開始いたします。
本コンペティションは、防衛装備庁主催の機械学習コンテスト「空戦AIチャレンジ」の第3回目に相当するもので、防衛装備庁のAI研究に参加しながら、深層強化学習のスキルを試すことができる絶好の機会となっています。参加の意気込みや投稿の進捗などを、ぜひX(旧Twitter)でも投稿してください。ハッシュタグは「#空戦AIチャレンジ」です。ご参加をお待ちしています。
■コンペティションの背景
防衛装備庁では航空戦闘に適用可能な人工知能(AI)技術の研究を進めており、今回開催する「空戦AIチャレンジ」コンペティションは、この研究の一環として防衛装備庁が検討課題を設定し、広く一般に募ってコンテスト形式として実施するものです。
本コンペティションの狙いは、参加者の試行錯誤を通じて、航空戦闘に適したAI技術に関する多様なアイデアを広く集めることです。
また本コンペティションの課題は、配布される簡易空戦シミュレータ上で空戦の行動判断を行うモデル(エージェント)を構築し、投稿されたモデル同士の対戦によって優劣を付けるというもので、他のデータ分析コンペティションでは体験できない仕様になっています。
▼「第2回 空戦AIチャレンジ」第1位入賞モデルの対戦動画
下記は、昨年12月に実施した「第2回 空戦AIチャレンジ」で第1位に入賞したAIモデルの対戦動画(抜粋)です。赤丸が優勝したAIモデルのエージェント、青丸がコンペティション用に作成した敵側シミュレータのエージェントで、上段が垂直方向から捉えた様子、下段が水平方向に捉えた様子です。赤丸のAIモデルが敵側シミュレータのエージェントの動きを読み取り、追撃していく様子がわかります。
(https://signate.jp/competitions/769/leaderboard)
■コンペティション概要
<開催概要>
名称:第3回 空戦AIチャレンジ~シミュレータを使った空戦AIに挑戦しよう!~
主催:防衛装備庁
賞金:1位 ¥700,000、2位 ¥500,000、3位 ¥300,000、4位 ¥150,000、 5位 ¥50,000、特別賞 ¥100,000 × 最大3名
参加資格:コンペティション参加規約及び特約事項に同意した方
投稿期間:2023年12月1日(金) - 2024年2月25日(日)
サイト:https://bit.ly/3SOEAb6
<課題>
本コンペの参加者には、2機編隊(単一機種)の行動判断を行う行動判断モデルを投稿していただき、その優劣を競っていただきます。
<参加しやすくなったポイント>
前回からの変更点として、4機編隊(二機種混合)間の対戦から2機編隊(単一機種)間の対戦に変更し、更にやや近距離での短時間の戦闘へと設定を変えることで、これまでよりも短時間で試行錯誤を行いやすく、シンプルで取り組みやすい題材となっています。また前回に引き続き、強化学習の基礎が学べるオンライン講座を無料で公開し、初めて取り組む方でも挑戦できるような環境を用意しています。
<情報公開ポリシー>
コード・学習済みモデル・データ分析結果は、全ての参加者が参照可能であるSIGNATEフォーラム上での開示が可能です。また、本コンペティションの終了後かつ非営利目的の場合に限り、指定の内容・範囲での参加者によるモデルと分析結果の公開を可能とします。詳しくは、コンペティションページをご確認ください。